
MON

プロフィール
1996 岩手県生まれ
2020 東京藝術大学 美術学部絵画科 油画卒業
イメージは人の手が加えられる事で歪みが生じ、それは原型と異なる別物へと変化していく。
博物館にある剥製や標本はかつて生物として存在していたものに対し人が手を加えたものであり、
生き物ではない違和感を纏っている。
MONはそれらをモチーフとし写真におさめ、簡単な加工を施した画像を描いている。
生き物から剥製へ。
剥製から画像、絵画、鑑賞者の記憶へと変化を重ねていく事で、
少しずつイメージに歪みを生ませ別物が出来上がっていく。

これまで影響を受けた作家や表現はありますか?
小さい頃にチョコエッグの動物シリーズをよく買ってもらっていました。
毛並みの再現など丁寧に作られているけど、プラスチックのチープな質感が好きで、
今でも虫のフィギュアを集めたりしています。
本物だと怖く感じたり気持ち悪いものでも、少しチープな要素があると可愛げが出たりするので、
作品でもチープさは大切にしています。
作品に共通するテーマやコンセプトについて教えてください。
作品を見てもらえた時に鑑賞者がその場で見て鑑賞が終了してしまうのが勿体無いなと思っていました。
なので作品を見た後でも反芻できるイメージを作り出せたらと思い今の作品になりました。
剥製という生きていたものをモチーフに、色やテクスチャーを変えて元の状態から少しずつ離す事で、
作品から離れても元の状態を想像し続けてもらえたらと考えています。

今回、「tagboat Art Fair 2026」に出展される作品について教えてください。
コンセプトは今までと変わっていませんが、今回の作品はモチーフの扱い方を大きく変えてみました。
今までは写真データを加工した要素をもとに描いていました。
ですが、今作では平面化したイメージより立体的なオブジェやフィギュア的な見え方になるよう表現を試みています。

作品を見る人に、「これを感じてもらえたら嬉しい」というポイントがあれば教えてください。
コンセプトにあるのですが、作品を見た時に違和感を覚えてもらえたら嬉しいです。
「この生き物ってこんな色かな?こんな形かな?」とか作品をもっと疑って見ても大丈夫だと思います。
そこから想像を膨らむものだと考えてます。

制作工程や素材について教えてください。
市販のキャンバスではなく綿布に地塗りをしたものに絵を描いています。
売ってあるキャンバスでは綺麗に地が出来過ぎていて筆が滑る感覚があるので、
筆と絵の具が食い付く状態のキャンバスに擦りつけるように描いています。
なるべく筆致が目立たない工業製品みたいなテクスチャーになるようにしています。
制作に入る際、必ず行うルーティンはありますか?
僕は制作をする時に映画やドラマとかを見ながら制作しています。
なので制作に入る前に何を見るか探してから作業に入っています。
ただ作業中に難しい内容のものは情報処理が追いつかないので、サスペンスなどは避けるようにしています。
B級と呼ばれる作品はベタな要素を入れてくれて先が読みやすいので、そういったものが多いです。

ご自身の作品において「色」はどのような役割を持っていますか?
原色を多く使うようにしています。おもちゃやフィギュアみたいな作り物っぽい印象にしたいと考えているので、
生き物らしい複雑な色味にするより明快な強い色になるようにしています。
ただ単調な見え方にならないよう透明不透明色で使い分けています。

4月24日(金)ー26日(日)開催:tagboat Art Fair 2026

「tagboat Art Fair 2026」
会期
2026年4月24日(金)ー26日(日)
詳細日時
・Preview -会場限定販売期間-
4/24 (fri) 16:00 – 20:00
・Public View -オンライン同時販売-
4/25 (sat) 11:00 – 19:00
4/26 (sun) 11:00 – 17:00
※3日間どなたでもご来場可能です
会場
東京都立産業業貿易センター浜松町館 展示場2階
〒105-7501 東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝
JR/東京モノレール 浜松町駅(北口)から徒歩5分
ゆりかもめ 竹芝駅から徒歩2分
都営浅草線/都営大江戸線 大門駅から徒歩7分
チケット代
1500 円(会期中再入場可能)
※障害者手帳のご提示でご本人様、付添いの方1名まで無料
※学生証のご提示でご本人様無料
※小学生以下のお子様は無料